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我が子の入院、ままならない親の衣食住【付き添い入院の過酷さ聞いてないよ…】

更新日:2023年6月27日

先日、生まれて初めて「付き添い入院」を経験しました。(付き添い入院とは、子の入院に伴い親も24時間体制で付き添い介助すること)。我が子は一歳。食事もトイレもまだまだ親の手が必要な年齢です。大病をしたことがない健康児でしたが発熱が数日続き、急な入院が決まりました。


今回の付き添い入院メモ

  • 突然決まった

  • 1歳の我が子に夫と筆者が1人ずつ交代で24時間付き添う

  • 準備時間は1時間(買い物、荷物まとめ)

  • 親の食事は自前で調達(病院内売店、病院外コンビニ・スーパーなど)

  • シャワーは院内利用可能

  • 睡眠は子と同じベッドで寝る


わかったことは、付き添い入院の衣食住のままならなさが乳児の育児に似ているということ。

慣れない環境で泣く我が子に神経は擦り減るし、子と同じベッド(四方を高い柵で囲まれたサークルベッド)で窮屈に寝るも深夜も人の動きや物音で熟睡できず、親の体力回復は望めません。食事もコンビニ食中心で不摂生。

新生児の我が子の育児でも衣食住がままならず、可愛い我が子なのに疎ましく思えた日々が思い出されます。


すがる思いで世間はどうなのかと「付き添い入院」とSNSで検索すれば、「付き添い入院疲れた」「付き添い入院しんどい」などのワードが目に入り、都市部か過疎地域かは関係なく、全国の親がSOSを発していることに驚かされました。1人だけしか入院許可が降りず病院に缶詰のお母さんたちは衣食住の不自由さはもちろん、中には退職せざるを得ない保護者さんもいるそうです。


育児支援は行政も民間もいろいろあるけれど、付き添い入院の支援はあまり充実していないように感じます。その中で知った「キープ・ママ・スマイリング」の支援は早く知っておきたかったです。


「キープ・ママ・スマイリング」

今回筆者家族は3泊4日の入院でしたが、数ヶ月以上の付き添い入院をされる保護者さんが全国ににいます。

そういった方々へ美味しいお弁当や生活必需品を届ける活動をされるNPO法人が、キープ・ママ・スマイリング。生活必需品の無償提供に関しては日本全国で対応されています。(10日以上の入院の場合のみ)

付き添い入院の準備の役立ち情報も見逃せません。


NPO法人キープ・ママ・スマイリング


また頼れる人が少ないならば、ファミリーサポートセンターについても考えておきたいところ。

  • ほかの子の食事はどうする?(乳児ならミルク、離乳食はベビーフード?)

  • 保育園等の送迎どうする?

  • 学校から帰ってきた子ども対応


上記の心配事はファミリーサポートセンターの活動でフォローできそうだと感じますが、原則利用予定日3日前までに申請しないといけないから、急な入院となるとはじめの数日間は自力で凌ぐ必要があるのでしょうか。面談も病院に缶詰だとネックです。


本音を言うと、

●ファミリーサポートセンターのwebサイトやSNSでの提供会員さん紹介を見られる

●提供会員さんとの懇親会(定期開催)

●オンライン面談可

●割引があって欲しい(付き添い入院、親の病院受診など、セルフケア以外の目的)


いま我が子が元気でも、いつ入院になるかわかりません。その時に初めてファミリーサポートセンターを利用するのではなく、日頃からどんな人がいるのかわかれば安心できます。面談もオンラインなら病室から可能ですし、長期戦ともなれば経済的な支援があれば…と思います。


何より、日頃から家族で「もし入院になったらどうする?」と話し合っておくことをおすすめします。仕事のこと、家事のこと、頼れるサポートのこと、そして親自身がどう自分たちをケアしながら子どもと一緒に闘うか、どう自分の機嫌を取るかを考えておくことが欠かせないと感じた付き添い入院でした。

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