「しまの授乳室」の活動を始めて2か月とちょっと。なんだか新上五島町内のイベントで「授乳室あり」「おむつ交換スペースあり」のものが目立つようになってきました!
筆者は「しまの授乳室」が浸透してきた結果なのかも!?と、勝手に嬉しい気持ちです。
赤ちゃんが授乳を必要とする期間は人それぞれですが、少なくとも1年は赤ちゃんの食事係としてお母さん方は常に赤ちゃんと並走していなければならなくて、どこにいくにも頭のなかは授乳のことばかり。筆者も回らない頭をフル回転(実際は30%の働きぶりです)させて、ベビーとの外出計画を立てていました。スマホの検索履歴は「場所名 授乳室」で埋め尽くされていて(それでも「新上五島町 授乳室」は見つからなかった…)。
だから大々的に「授乳室ここにあり!」と告知してもらえることは、とっても助かります!
また「しまの授乳室」運営事務局として育児中のお母さん方と話をするなかで見えてきたこと・集まった声に共感が止まりません。
授乳室がないことはみんな問題と思っている
車の中で授乳している
里帰りしても遊びに行けるところがない
どこに子連れに優しい施設やサービスがあるのか知らない
「しまの授乳室」が動き出して、とても助かっているしありがたい
協力店の中には知らない施設や企業があって発見になった
頻繁に利用することはないがあるだけで安心する
授乳期はおむつ期に比べて短くてだんだん授乳の間隔もあいてくるから、声をあげないまま卒乳・断乳してしまっているお母さんが多いんですよね。声が上がらないこと=満足、というのは全く違っていて、声をあげたくてもあげられないのが現状です(育児にゆとりなし)。
すでにお子さんが大きくなっている新上五島町内の先輩ママたちもずいぶん我慢しながら育児していたのでしょう。話をする中で「素晴らしい活動です!応援しています」とおっしゃっていただけることは筆者にとってうれしい一方で、きっとみなさん乳児を育てていた時期にもやもやしていたのだと悲しくなってしまうのです。
始動して2か月。しまの授乳室の課題も見えてきました。
まだまだ知名度が足りない
利用したいと思えるきっかけづくり、利用者の声が少ない
島外のターゲットへのアプローチ強化(里帰り・観光・移住)
断り・予約を入れて授乳室を利用することのハードルの高さ
ありがたいことに、今後「しまの授乳室」は新規店4件の開設を予定しています。現在オープンしている7件を含めると11件。公式Web、Instagramで発信するとともに、各協力店のSNS発信をシェアすることで、育児世代に届くよう努めたいと考えています。
公式Instagramでは、筆者と娘による「しまの授乳室協力店巡り」もアップしました。少しでも訪問するハードルが下がればよいのですが。
とはいえ、授乳室は「当たり前にそこにあるもの」の印象が強く「わざわざ断りを入れて利用する」ことに筆者自身、違和感がないわけではないのです。都会の商業施設にある授乳室のようなオープンさが歓迎される場面もあるし…。模索中です。
また「しまの授乳室」は、島外で頑張る新上五島町出身の育児世代にとっても優しい施設であってほしいと筆者は考えています。なぜなら、里帰りしたのに両親は仕事で日中は家に赤ちゃんと過ごして話し相手がいないママ・せっかく帰ってきても孤独に育児しているママが筆者の身近にいたので…。
誰にとっても赤ちゃん連れで安心して過ごせる場所づくりは「しまの授乳室」のミッションです。まだまだ始まったばかり、いろいろと試して「しまの授乳室」をパワーアップさせていけたらと思っています!
2023.4〜5 しまの授乳室Webアクセス
4月初旬の長崎新聞記事掲載アクセス増
Google検索「新上五島町 授乳室」で検索順位上位ランクイン!
Instagramからの流入もたくさん(特にイベントレポート公開時増)
新上五島町の子育て世代はInstagramユーザー率が高いのでInstagram経由で公式サイト訪問が多数
日本全国からのアクセス分布
長崎県はもちろん、都市圏からのアクセスあります(東京、大阪など)
里帰りや帰省、移住を検討している層かな?
もしそうだとしたらとても嬉しい!もっと見てもらえるように頑張りますね〜
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